【はじめに】
「歩数計 Advance」のダウンロードありがとうございました。この歩数計はiPhoneがスリープ時には完全に停止状態になりますので、歩数計専用機の様に歩数を24時間常時カウントする使い方はできません。健康管理、ランニングのトレーニング等目的をもって、必要な時にこのソフトを起動して、計測開始をして使うソフトとなります。詳細画面、集計画面がない無料のiPhoneソフト「歩数計」(=万歩計)も有ります。「歩数カウントアルゴリズム」は無料版と同じです。
集計の機能は、1日単位で歩いた歩数を表示し、更に自分の使い方にあった集計、履歴をとりたい方には、自分宛にメールできるようにしましたので、パソコンでもデータ管理できます。ナビ音(設定した速度のステップでチック、タックと音する)機能も変更点の1つです。一定の速度で歩くトレーニングが快適にできます。
ver0.06からの変更点
・計測中、接近センサをオンする事により
ポケット等に入れた場合、画面を消す事
により、消費電力を抑えて長時間の計測
を可能にした。
・iPhoneの言語環境を英語、日本語に切り
換えた時のモードが変わらない問題を対
応した。
・集計のグラフの上限を2万歩にした。
以下のソフトもAppStorに公開しています。必要な方はお試しください。
・「歩数計 」無料版
このAdvanceから、詳細と集計画面を削除したバージョンです。歩数の記録が必要の無い方にお勧めです。
・「歩幅計」
歩数計のカロリー計算には、正確な歩幅が必要です。正確でない歩幅を設定すると、歩行距離やカロリーが大幅に狂います。正確なカロリーを必要な方はお試しください。
・「加速度ロガー」
iPhoneの加速度センサーの使った「加速度ロガー」です。他の加速度ロガー専用機よりはお手軽に使えます。パソコン側の解析用ソフトや、iPhoneではできない計測もマイコン+センサーのシステムも開発できますので、必要な方はお気軽にご連絡ください。
【設定】
タブバーの「設定」をタップし、下記4項目の設定してください。歩数の計測中でも、この設定を変更はできますが、新しい設定を有効にする為には、一度停止して、再度計測を開始してください。
1.送信先メールアドレス
集計データを送信したい、メールアドレスを
入力してください。
2.モード
「ゆっくり歩き」「散歩」「普通歩き」「早歩
き」「ジョギング」の5種類あります。歩くテ
ンポでフィルターをかけるようにしています。
3.歩幅
あなたの1歩の歩幅を入力してください。ソフト
では、距離の計算に使われています。同じ人でも
歩き方によって歩幅は変わりますので、その都度
設定し直してください。歩幅を計るのが面倒な方
は、とりあえず(身長× 0.45)または(身長-100)の
値を入力してください。
4.体重
あなたの体重を入力してください。ソフトでは、
カロリー計算で使用します。カロリー計算式は、
エネルギー消費量(kcal) =
1.05 × 体重(kg) × METS × 時間(h)
METS値は、
時速3.5km未満の時は、3
時速4.5km~時速5.5kmの時は、3.5
時速5.5km以上の時は、4
として計算して一歩一歩のカロリーを加算して
います。参考として、約7000kcalで体重1kg
落とすことができるそうです。
5.感度
加速度の大きさでもフィルターをかけています。
スライダーを右にすると感度が高くなりますが、
乗り物に乗った場合など、その揺れでカウント
される事が多くなります。
6.ナビ音
ナビ音を鳴らしたい場合は、オンにしてください
オンにした場合、その間隔を設定するスライドバ
が表示されますので、歩きたい速度を入力してく
ださい。歩幅の値が正確なほど、音の間隔は設定
する速度の間隔になります。
【使い方】
iPhoneをどの様な向きでお使いになってもは問題ありません。最初の画面が簡易画面になります。「開始」ボタンで計測がスタートします。「停止」ボタンで計測がストップします。「リセット」ボタンで、歩数がリセットします。また、プログラム終了時にも、歩数は自動的に保存されますので、前回の歩数からカウントが始まります。ノイズでカウントされる対策として、連続5歩以上からカウントするようにしています。
【簡易画面】
この画面は、基本の画面となります。計測の開始、停止するには、この画面でのみできます。
・画面ロック、ロック解除ボタン
このボタンをタップすると、画面がロックされます。解除する時はロック解除ボタンをタップします
・状態表示
停止中は、停止中と表示されます。計測中は、計測中と赤く点滅します。
・歩行時間
歩いた時間を表示しています。更新には2〜3秒の遅れがあります。
・歩行速度メータ
現在歩いている時の速度(時速)表示します。過去10歩分の速度を平均していますので、5〜6秒ぐらいの遅れがあります。
・歩行距離とカロリー
歩幅から計算されますので、歩幅の設定が違っていると、歩行距離とカロリーも違ってきますので、気にする方は、正確な歩幅を設定する必要があります。
・開始ボタン・停止ボタン
下の右側のボタンは、停止中は、「開始」と赤く表示されタップすると計測が開始され緑の「停止」と表示が変わります。その状態で、タップすると、計測が停止して、また開始と表示されます。計測を再開する場合、またはプログラムを終了させた場合でも、データは保存されているので、前回の計測のデータの続きが計測されます。ただし、昨日以前のデータは、自動的に集計の日別リストに追加されるので、クリアされます。
・リセットボタン
下の左側のボタンは、計測の停止中のみ表示されます。タップするとデータは、計測されたデータは、今日のデータに追加保存され、クリアされます。
【詳細画面】
この画面は、今回と今日のデータを詳細に表示します。計測開始、停止ボタンはありませんので、操作する場合は、簡易画面に戻ってください。
●今回のデータ
・計測時間と歩行時間
計測時間は、開始から停止の時間カウントしています。歩行時間は簡易画面と同じです。前の日以前の計測データは、集計の日別リストに自動的に加えられ、クリアされます。例えば、1時間計測中にほとんど歩きっぱなしなのにもかかわらず、歩行時間が50分になっていたとすると、その差の10分間は、歩数としてカウントしていなかった事を意味するので、正確にカウントできているかどうかの目安になります。
・歩行距離とカロリ
簡易画面と同じです。カロリの右側の()内の数字は、カロリを体重に換算した数字です。7000kcalで1kg として計算しています。
・歩行速度
歩いている時の速度を時速と秒速で表示して、280歩(歩いていない時は280秒)の履歴がグラフ表示されます。表示範囲は2〜12km/hで1目盛り2km/hとなってます。
●今日の合計
内容は、上の「今回のデータ」と同じです。今日の計測された合計(歩行速度は平均)を表示されます。日にちが変わった時にこのデータが集計データに加えられてリセットされます。
●メモ
タイトルの「メモ」ボタンをタップすると、メモ画面が表示されます。白い編集ビューをタップするとキーボードを表示されますので、文字を入力してください。日本語の場合は変換を完了するには「確定」ボタンをタップして、編集を完了するには、「保存」ボタンをタップします。その時、キーボードも消えます。タイトルの「詳細」ボタンのタップで詳細画面に戻ります。保存を忘れると、編集したメモは更新されません。
【集計画面】
この画面は、今まで計測した歩数のデータを日別で表示します。
・メールボタン
下の日別のデータの詳細をメールします。このボタンをタップすると一度このアプリは終了して、メールが起動されます。メールする方法は、日別リスト全てと、未送信の日のみと2種類あります。内容は、日付、計測時間、歩行時間、歩数、歩行距離、平均速度、消費カロリ、体重換算、コメントの順の一行が一日のCSVデータです。パソコン上のOpen Officeのcalcなどで管理できます。
・削除ボタン
この削除ボタンは、日別リストのデータの日のデータを削除します。取り戻しはできませんので、必要な場合は、日別データをメールしてパソコンで管理する事をお勧めます。
・合計
日別データの全ての日の、歩数、歩行距離、カロリの合計を表示しています。
・日別リスト
リストの上が新しい日のデータです。一番左の星印は、☆はメールの未送信で、★は送信済みの日です。次は日付で、歩数、歩行距離が順に表示されます。一番右の>のアイコンをタップするともっとその日の詳細のダイアログが表示されメモを編集することができま。編集方法は、上の詳細の ●メモを参照してください。一度送信した日を未送信にするには、「送信済み」をオフにしてください。
・日別グラフ
日別リストをグラフした物です。データを計測していない日も0で表示しています。横軸は日にちで24日分です。縦軸は、歩数で、2万歩まで表示します。1万歩以上は青色の棒で、2万歩未満は赤色の棒になり、10等分ごとに線を引きましたので、一目盛りは2000歩です。太めの真ん中なの線は1万を歩です。グラフの上は年と月を表示して、グラフの下には、日にちを表示しています。24日より以前のデータを見たい場合は、月日のラベルの左のボタンで移動できます。「<」は1日づつで、「<<」は24日移動します。右のボタンで「>」、「>>」で逆側の移動ができますが、今日以降の日は表示できません。
【精度】
この「歩数計」は、加速度センサーを利用して歩数をカウントするソフトですので、iPhoneの状態、歩き方等によっては、歩数がうまくカウントできないことがあります。できるだけ正確に計測できるように色々と試行錯誤してみてください。速度、距離、カロリーも歩数から計算されますので、歩数の誤差が大きいと、精度がどんどん落ちます。
例えば、iPhoneをカバン等に入れて、歩く時の振動をあまり受けない様にすると、同じ様に歩いていても速度のグラフで、速度が早くなり波打つ事があります。これは、歩数カウントがある間隔で抜けて1歩の時間が長くなるので、速度が早くなった結果になってしまった現象です。
【情報提供お願いします】
無料版の「歩数計」を多くの方に使っていただき、歩数のカウントもだいぶ正確に出来る事がわかりましたので、今後、この歩数計をさらに色々方に色々な目的で使ってもらえる様な仕様を検討しています。歩数計のデータを集計するパソコン側のソフトも検討中です。
あなたは、iPhoneソフトの「歩数計」をどの様に使い、どの様なデータをどの様に管理できると使い道があるか、メールでご連絡いただけると幸いです。他にも、iPhoneで加速度センサを使った色々なアプリケーションを研究中ですので、アイディアや要望、ご意見お待ちしておりいます。
【宣伝】
集計機能が必要ない方には無料版の「歩数計」もありますので、お試しください。iPhoneに限らず加速度センサで歩数などのアルゴリズムを研究したい方には、「加速度ロガー」も開発して公開していますので、必要な方はお試しください。このソフトの「歩数カウントアルゴリズム」を研究する時には、必須のツールでした。
また、iPhoneでは、大きさ、計測時間、センサの種類など色々と制限があるので、その範囲外で使いたい場合には独自の「センサー+マイコン」のリアルタイムシステムが必要になります。弊社ではその様な小規模の手作り電子回路システムの試作を色々と開発しておりますので、ご依頼がありましたらお気軽にご相談ください。
【感謝】
アイコン・イラスト作成:
吉森 興の助 様(paperland)
【要望など・ご意見など】
お気軽に作者にメールください。お待ちしております。
【作者:連絡先】
作者:あいむ(木皿 直規)
メールアドレス:info@im-aim.com
ホームページ: http://im-aim.com/